第七間氷期

本や映画、ゲーム、英語学習、料理、プログラミングについて考えたことを表記する試験的なブログです。読み方は、だいななかんひょうきです。

「閑話休題」

閑話休題話を本筋に戻すとき、または本題に入るときに用いる言葉。接続詞的に用いる。むだな話はさておいて。それはさておき。さて。『大辞林』第三版

 

 

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おわかりいただけだだろうか。

 

閑話休題」の典型的な誤用例である。

 

レポートを書く際にしばしば教授から赤入れをしていただいていたが、久々に赤をいただいた。どんな短文を書くときであれ、不安が残る場合は勿論のこと、もっと良い音の流れが作れないか、より相応しいことばがないか調べながら書いている。

 

それならば、何故「閑話休題」は適正に使われなかったのか。ここに誤用の落とし穴がある。ことばが誤用されるためには、正しいと認識されている必要がある。少しでも不安があれば、調べたはずだ。つまり、「閑話休題」が「横道にそれますよ」と一言添えるものであると思って疑わなかったのである。

 

恐ろしいことだ。ことばについて多少なりとも誠実であろうとしてきたが、誤用ばかりは他者からの指摘でやっと知ることができる。

 

調べはするが、比較的感覚で文章を書くことが多いため、これからもきっと誤用が散見されるだろう。そんなときは、そっと教えていただけると幸いである。

 

最近読書をしていないから、積まれた本が焼き餅を焼いているのかもしれない。稲垣美晴フィンランド語は猫の言葉』の続きを読もう。

 

気がつけば、原始。ではなく、気がつけば「途中」のものに囲まれて生活している。ゲームや本や漫画、テキスト。目移りすることが悪いことだとは考えないが、作品を最後まで味わう力は保持しておきたいものだ。理想はひとつ味わい終えた後に、新しいものに手をつける。近頃は趣味でも何でも少々散らかし気味かもしれない。

 

自己の興味、自己の欲にもっと注意を払いたい。他者のそれ、メディアが薦めるそれは二の次である。自己の欲に忠実でありたい。しかし、自己の欲が何であるか未だにわからないことがある。ままならないものだ。